着物各アイテム買い方

着物はセットものであるため、以下のこれら全部が必要です。しかも、色の破綻がないように。
比較的効率的な買い方を、ご紹介したく思います。

着物八掛長襦袢帯揚げ帯締め足袋草履小物の買い方を紹介しております。

着物屋さんに行く場合は、何をいくらまででほしいか、決めてから行かれるとよいです。
そして今回の買い物予定ではないものをおすすめされたとしたら、それは物もよくコスパもよいので、おすすめくださっている場合があるので、お話はおききしてみてくださいね。
ただ、それをほしくならなかったり、納得できないコスパであったりしたら、絶対に買わないでください。(予算オーバーだけど絶対ほしいというのは、あり。)
とりあえず、ネットの場合はほしくなかったのに買ってしまったということは100%おきないので、最初のうちはよいかもしれません。

1.お金をかける順序 長く使うものや、数があった方がよいものを見わけ、お金のかけ方を考えます。
2.買う順序 色を全体でよい感じにまとめるために、効率のよい買い方があります。

1.お金をかける順序

どのアイテムでも、お金を出せばよりいいものを買えるというのはあるのですが。
その予算があるなら、最上級のものを1個買うより、同じ予算で2個買えるレベルのものの方が楽しみが大きい場合もあります。
3つくらいにレベルを分けて、考えるとよろしいかと。

LEVEL 1
「永く使えて数も必要ないものは、最もよいものを買う。」
「着心地にかかわるものは、優先して予算をとる。」

仕立は、着物が長い方が、とにかく何よりも仕立が優先と教えてくださいまして。そのとおりにしているので、さいわい着づらい思いをしたことはないのですが、ただでさえ着付けは大変なので、着心地にかかわる要素は重要かもしれません。

草履は、靴と同じで。とりあず履物が良いものだと安心できます。

帯締めは、同じく良いものだと安心できます。草履よりもさらに目立つ100%目に入るものであり、印象としてはハンドバッグです。

足袋は、サイズがあわないと、歩くのがつらい場合もあります。草履と足袋は、そういったことがあるので、少しお金をかけてもよろしいかと。

小物の中でも道具の帯板帯枕は、着るたび使うのですが、汚れなければ一生持ち、しかも1つでよいものです。一番よいものを1つ買うのもよろしいかと。腰紐伊達締めは消耗品ですが、着心地にかかわる道具ですので、正絹のものなど最も自分でよいと思われるものを。

LEVEL 2
「質というより、好み優先で。高くて良いものより、好きな物の方が満足度が高そうなアイテム。」

着物は、普及品から高級品まで幅があり、確かによいものはすばらしいです。しかし、絹の反物(しかもオーダーメード)という時点で、着物というジャンルの中では手頃なものであってもすでに充分よいものなので、買える範囲の値段帯で気にいったものを買えば、どのレベルのものでもよいと思います。それを着ていける格だけ気をつけて。

は、同じく気に入ったものなら、なんでも。最もご本人の個性がでるアイテムです。質よりも気になった順序で、買っていけばよいと思います。

LEVEL 3
「質より数があった方が、楽しいかもしれないもの。」

帯揚げは、1万のすばらしい生地のものを1枚買うより、2,000円くらいまでのものを5枚持っているほうが、楽しいかもしれません。

長襦袢は、3万でしっかり生地のいいものを1枚買うというのもありですが、1万ずつで着物にあわせてピンクのものと黄緑のものと模様のものを3枚買う方が楽しい気もするのですよね。(仕立代は別です。)

小物の中でも肌襦袢裾よけは、普通に綿のものでよいと思います。(絹のものも1枚、あるとよいかとは思います。)

2.買う順序

融通がきくものと、きかないものがあるのですね。難しいものから買ってしまうとよろしいかと。

優先順位 1
「帯、着物(小紋)」

柄が入る帯や小紋は、気に入ったものを探すのが本当に難しいです。
方法としましては、自分の好みをおさえた後、量を見るしかありません。

帯は、千本ノックの心意気で。それでもずばりのものはないかもしれませんが、「この帯の色違いがあったら。」、「この帯の模様が、もっと細かかったら。」と、見ることによって好みはわかってきます。

とりあえず下記で、ネットウィンドウショッピングを、どうぞ。ネットの相場もついでにわかります。
 ヤフーオークション 和服 帯の「袋帯」と「なごや帯」で、「新品」にチェックを入れて検索すると、新品がたくさん見ることができます。
 京都きもの市場 「袋帯」と「九寸・八寸・染帯」で、約1,000本見れます。

こうやって色々見ることで理想の帯を常に何種類か想定しておいて、出会ったら即買ってしまいうが吉かと。

優先順位 2
「着物(色無地、紬)、帯」

優先順位1で買ったお気に入りのアイテムに対し、相方のアイテムを揃える必要があります。

格の関係では、色無地×袋帯、小紋・紬×名古屋帯というのはほぼ大丈夫なので、目安にしていただけますと。

色の関係では、例えば袋帯というのは、気合の入った帯で、かなり個性もあってすてきなのですね。
よって帯主役で、着物を完全にあわせるために、上記のような帯でしたら、模様の黄緑色か紫色と同じ色無地がほしいな、と思うわけです。色無地は色見本が多くて選べるので、完全にセットな感じのももつくれます。

逆に小紋の場合は、模様の中にある色の名古屋帯がほしくなりますね。

それ以外として使えそうな帯というのも、この優先順位で。
白ベースで織り模様だけの名古屋帯など、たいていの小紋・紬にしめられて便利です。塩瀬(しおぜ。しゃっきりとした感じの、帯によくつかわれる生地。)もよいですね。

優先順位 3
帯締め帯揚げ草履

帯締め帯揚げは、着物や帯などアイテムが増えた時点で、それにあわせて。
草履はだいたい買いたい着物の予想をつけつつ、手持ちのどの着物にもあいそうな色、白系などを買えばよいと思います。

優先順位 4
足袋、小物(帯板、帯枕、腰紐、伊達締め、肌襦袢、裾よけ)

着物や帯をどんな色を買おうとも、こちらは共通なので、都合のよいときに専門店でお選びになるとよろしいかと。